予防処置
歯を守るために一番大事なことは「予防」です
虫歯や歯周病になった場合、どんなに優れた治療を行ったとしても、歯や歯ぐきは元通りに治ることはありません。治療を行った箇所は再発のリスクがあり、再発による治療をくり返すことになると、歯を失うことにつながります。歯を守るためには、「なってからの治療」ではなく、「なる前の予防」が重要なのです。
また、お口の中の状態は日に日に変化します。よい状態を維持するには毎日のケアが欠かせません。ケアを怠りがちな方は、三鷹台の歯医者「クレール歯科クリニック」で予防処置を受けましょう。
歯を健康に保つためには、予防ケアが不可欠です
日本人を対象としたある調査によると、「20歳になったとき健康な歯を保てている割合」は約4%、また「80歳の時点で総入れ歯である割合」は約60%というデータが出ています。これは予防習慣が根づいている欧米と比べて大きな差が出ており、日本は残念ながら「入れ歯大国」と呼ばれているのです。
虫歯や歯周病は原因が解明されているため、予防が可能な病気です。予防には、毎日の正しい歯みがきと、歯科医院での定期検診が欠かせません。生涯を自分の歯で過ごすためには、「虫歯になる前からの予防」が一番大切なのです。
歯科における予防の処置項目
歯みがき指導
予防は、正しい歯みがきからはじまります。当院では日ごろの歯みがきのクセを正し、一人ひとりに合った正しいみがき方を指導しています。
虫歯予防や歯みがきの大切さについても学びながら、自分に合った効果的な予防を進めていきましょう。
シーラント
奥歯の咬む面には深い溝があり、そこに汚れが溜まることで虫歯ができてしまいます。そこであらかじめ、その溝をレジン(歯科用プラスチック)で埋め、虫歯を予防する処置がシーラントです。
お子様に行う処置で、6歳臼歯や、生え替わったばかりの永久歯の奥歯におすすめです。
フッ素塗布
フッ素は、歯の表面のエナメル質に作用し、虫歯菌が出す酸から歯を守る力があります。定期的に歯の表面に塗布することで、虫歯にかかりにくなります。
歯が生えはじめたばかりのお子様から、大人の方までに有効な処置なので、定期的に受けることが大切です。
咬み合わせチェック
咬み合わせが乱れていると、汚れがたまりやすいうえに歯みがきがしにくく、虫歯や歯周病になりやすくなります。
お口の健康を維持するには、定期的に咬み合わせをチェックし、必要に応じて詰め物や被せ物を調整したり、矯正治療を行ったりするなどして、正しい咬み合わせに導いていくことが大切です。
PMTC
PMTCとは、歯科の専門家(P:プロフェッショナル)が専門的な器具(M:メカニカル)を使って歯(T:トゥース)を掃除(C:クリーニング)する処置のことです。日ごろの歯みがきだけでは落とし切れていないプラーク(歯垢)や歯石を、徹底的に取り除きます。
虫歯や歯周病の発症を防ぐのはもちろん、軽度の着色汚れの除去や口臭予防にも効果的です。